ミントモ発起人の私たちは二人とも、障害のある子と、その「きょうだい」を育てる母親です。
私たちの子には、病気や障害に伴う通院・リハビリが欠かせません。
時には、長期の付添い入院が必要なこともあります。
日々の看護のためにこどもたちとゆっくり過ごす時間が取りにくく、
思いもよらぬアクシデントに翻弄されることもしばしばです。
こうした環境の中でずっと気になっていたのは、幼いお兄ちゃんたちのことでした。
「僕は大丈夫」って言いながら、無理してないかな?
本当はもっと、めいっぱい遊びたいんじゃないかな?
そんな「きょうだい」への思いを素直に話せる人もなく
お互いモヤモヤを抱えたまま育児をしているときに、私たちは出会いました。
息子たちは同い年だったこともあり、一緒に遊ぶようになるとすぐに意気投合。
満開の笑顔で遊ぶ二人を見ていて、障害のある子を育てる親同士でしか分かり合えないことがあるように
きょうだい同士にしか分かり合えないこともあるのかもしれない…と考えるようになりました。
母親にしか見えないこと、母親だからこそ見えていないこと、両方あると思っています。
何が正解かわからないけれど、周りの方たちの力を借りながら
まずはこどもたちと一緒に楽しめることを探していきます。
そして、きょうだいさんだけでなく
きょうだいのことを心配している親御さんや、きょうだい支援に興味のある方々…
みんなが『つながり』、ホッとできるような温かい会にしていきたいです。
(記:2022年6月)
代表 川北 令那
副代表 鈴木 笑